5月, 2018
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海のふれあい教室「初夏の磯で生きものを探してみよう!(1回目)」を開催しました。
2018年5月27日(日)、当センター近くの食見海岸で、海のふれあい教室「初夏の磯で生きものを探してみよう!」を開催いたしました。
最初に磯の生きものや観察の注意点を説明した後、磯へ移動し、観察スタート!この日は晴天で波もほとんどないという磯観察には絶好の状態でした。プラケースを使って海中をのぞくと貝や魚が見え、タモ網で捕まえました。イソガニやイシダタミ、ドロメ等様々な生きものが採集でき、中にはイトマキヒトデやムラサキウニ、アメフラシを捕まえた方もいらっしゃいました。その後センターへ戻り、生きものの名前を調べてセンター職員の生きもの解説を行い、最後に捕まえた生きものを海へ戻しました。参加者からは「子どもが自分でカニを見つけて捕まえることができてとても喜んでいた」「先日開催された砂浜の生きもの観察とは違った生きものが見れて楽しかった」等の感想がありました。
- 観察の注意点等を説明しました。
- 天候もよく、波もない観察日和です。
- 生きものを採集しています。
- 親子で探し中。
- 生きものの名前を調べています。
- アメフラシの解説を行っています。
三方五湖自然教室「外来種バスター①カエルやカメの捕獲と解剖!」を開催しました。
2018年5月26日(日)、三方青年の家を会場に、三方五湖自然教室「外来種バスター①カエルやカメの捕獲と解剖!」を開催いたしました。
始めに、里山里海湖研究所の高橋繁応先生に、湖岸で撮影されたミシシッピーアカミミガメ(以下アカミミガメ)の写真を見せていただきました。次に、愛知学泉大学の矢部隆先生に、アカミミガメやウシガエルが増えると、地域の自然がどのように変わってしまう恐れがあるのかを教えていただきました。
そして、みなさんお待ちかね。外来種を捕獲するためのかご網を引き上げました。例年、外来種だけではなく、在来の生きものも見られます。今年は、どんな生きものが見られるかな?あちこちで、大きなウシガエルの大人やオタマジャクシに驚きの声が上がりました。大きなナマズも捕れました!アカミミガメの赤ちゃんが捕れた時には、こんなにかわいいのに駆除しないといけないなんて…と少し悲しい気持ちになりました。
ウシガエルの解剖では、ザリガニやカエルなどなんでも食べている様子や、たくさんの卵を持っている様子が観察されました。
最後に、矢部先生が「人の手によって持ち込まれた外来種は、本当は悪者ではなく、被害者です。二度と同じ過ちを繰り返さないよう、駆除される外来種も在来種と同じ命なんだということを決して忘れてはいけません。」とお話されていたのが、とても印象に残りました。まずは、私達に出来ること、「逃さない・放さない」が第一歩ですね。
- 高橋先生のお話
- さあ!いよいよ出発です
- かご網の引き上げ作業
- どんな生きものが見られたかな?
- ウシガエルの解剖
三方五湖自然「バードウォッチング 初夏 超早起きは10文の得!」を開催しました。
2018年5月19日(土)、小浜市上根来にて、三方五湖自然「バードウォッチング 初夏 超早起きは10文の得!」を開催いたしました。
今年度2回目のバードウォッチング。開催前夜から風雨が強く、雨具をつけての観察となりました。集落手前の杉林では木々の揺れる音や雨具に雨の当たる音も大きかったのですが、トラツグミやサンコウチョウ、アカショウビンなど様々な夏鳥の鳴き声が聞こえました。さらに集落を過ぎた畜産団地付近ではホオジロやキセキレイ、アオバトなどの野鳥の姿を見ることができました。風雨が強く霧が深いことから予定していた遠敷峠までは行けませんでしたが、嶺南地区で観察できる主な夏鳥の鳴き声を中心に観察することができました。
- 杉林で野鳥の大合唱を聞いています。
- 畜産団地で数種類の野鳥の姿が見られました。
- 観察終了後に鳥合わせを行いました。
次回のバードウォッチングは12月1日(土)9:00~11:30、三方湖周辺でカモ類を観察する講座を行います。お楽しみに!
平成30年度春のイベント「海湖(うみ)の体験を楽しもう!」を開催しました。
平成30年5月12・13日の2日間、春のイベント「海湖(うみ)の体験を楽しもう!」を当センターで開催いたしました。今年度1回目となるイベントは「様々な体験を楽しむ」をテーマに、多くの講師の皆様にご協力をいただき、普段できない体験を用意しました。2日目は雨天となり、一部中止となった講座もありましたが、ご来館の皆様にはお楽しみいただけたかなと思います。
- 海釣り
- 磯観察
- ザリガニ釣り
- レジンアクセサリー作り
- 乗船体験
- 海のフィギュア釣り
- お菓子釣り
- しじみつまみ
- くずまんじゅう作り
- バッジ・フラッグロープ
- タイつかみ・すくい
- 海からのメッセージボード
- 絵本パズル・読み聞かせ
- 流木スプーン作り
- 燃料電池バギー作り
- 革細工クラフト
- ビーチクラフトアクセサリー作り
- アイシングクッキー作り
- デコパージュ石鹸作り
- ヨガ体験
- タイめしのふるまい
- ズワイガニのクイズ大会
- 魚焼きコーナー
- 出店コーナー
ご来館いただき、ありがとうございました。次回のイベントは7月15・16日(日・月)です。開催日が近くなりましたらホームページに詳細を掲載します。お楽しみに!!
海のふれあい教室「春の砂浜で生きものを探してみよう!」を開催しました。
2018年4月30日(月)、高浜町和田海岸で、海のふれあい教室「春の砂浜で生きものを探してみよう!」を開催いたしました。
まず、高浜町地域おこし協力隊の松本さんや和田公民館の館長さんに「ブルーフラッグを取得した和田海岸のすごい所!」についてのお話をお聞きしました。
それから、福井県立大学海洋生物資源学部の富永修先生から、春の砂浜海岸には魚たちの餌になるアミ類が多いことや、砂浜が生きものたちにとって大切な場所であることを教えていただきました。
そして、いよいよ!生きもの探しです!どんな生きものたちが見られるかな?みんなでソリネットをひくと、カレイやシタビラメの赤ちゃん、アナジャコ、アメフラシなど様々な生きものがみられました。また、手網を使って、採れたものを砂ごと水槽に移すと、たくさんのアミ類やヨコエビなどが砂の中から飛び出す様子が見られました。
参加者の方からは、「長い間和田に住んでいますが、この海岸にこんなにたくさんの生きものが住んでいるなんてびっくりしました。」「この海を大切にしていきたいです。」といった感想をいただきました。
次は、6月9日(土)に小浜市西津浜で、夏の砂浜で生きものを探します。ぜひ、ご参加ください。
- ブルーフラッグを取得した和田海岸について
- 手網を使った生きもの探し
- 生きものの観察
- 生きものの仕分け
- 富永先生のお話
海の自然教室「プランクトンの世界をのぞいてみよう」を開催しました。
2018年5月6日(日)、海浜自然センターと食見海岸にて、海の自然教室「プランクトンの世界をのぞいてみよう」を開催いたしました。
福井県立大学海洋生物資源学部の近藤竜二先生に来ていただき、まずはプランクトンとは何か、特徴や生態系での役割等解説していただきました。
その後食見海岸で2つの方法でプランクトンを採集しました。1つはプランクトンネットを使って海底から海面までのプランクトンを採集、もう1つはバケツで海面付近の海水を採集し、ろ過機を使って海水をろ過してプランクトンを採集しました。ぱっと見ただけではプランクトンは見えませんが、試験管に入れた海水の中に動いている微生物を発見し、驚きの声が上がりました。
センターへ戻り、顕微鏡で採集した海水を観察します。顕微鏡を使うのが初めての参加者も多くいましたが、県立大学の先生方が何名も来てくださり、使い方から見つけるポイントまで詳しく教えてくださいました。顕微鏡で見ると形が常に変わっているプランクトンや鞭毛を動かしいるプランクトン等が見られ、観察が楽しくなりました。
さらに、この時期海岸付近で発生する赤潮、ヤコウチュウを観察しました。事前に採集したヤコウチュウを真っ暗の部屋で衝撃を与えると青白く光り、幻想的な様子に感動しました。
参加者からは「海水の中にこんなにたくさんのプランクトンがいて驚いた」「プランクトンに興味がわいた」「家でも観察したい」等の感想がありました。
- プランクトンの解説を聞いています。
- プランクトンネットで海底から海面までのプランクトンを採集しています。
- バケツで海水を採集し、ろ過機でろ過してプランクトンを採集しています。
- 顕微鏡でプランクトンを観察しています。
- 図鑑でプランクトンの名前を調べました。
- ヤコウチュウの発光実験を行っています(下の方が青白く発光しています)。
海の自然教室「早めに自由研究スタート!①貝殻を探してみよう②貝殻標本を探してみよう」を開催しました。
2018年4月28日(土)、敦賀市白木海岸と美浜町きいぱすにて、海の自然教室「自由研究スタート!①貝殻を探してみよう②貝殻標本を作ってみよう」を開催いたしました。
漂着物学会の林重雄先生に来ていただき、まずは地域や環境と生息している貝の関係、ビーチコーミングについて解説していただきました。その後敦賀市白木海岸に移動し、10cm近くの大きな貝殻から微小貝、赤やオレンジ、黄色等カラフルな貝殻を10種類以上採集しました。きいぱすへ戻って採集した貝殻を洗浄・乾燥させ、昼食休憩となりました。午後は採集した貝殻を二枚貝か巻貝に分類し、講師のレジュメや図鑑、標本の見本と比べながら種類の同定を行いました。どうしても名前の分からない貝殻は講師に聞いたり、センター職員が種類の確認を手伝ったりして1家族10種類以上の標本を作ることができました。
参加者からは「種類を調べるのは難しいけど楽しかった」「他の海でも探してみたい」「いつまでもきれいな福井の海を守りたい」等の感想がありました。
- 貝殻の解説を聞きました。
- 白木海岸で貝殻を探しています。
- 砂浜に顔を近づけると微小貝がたくさん見つかりました。
- 貝殻を洗浄・乾燥させています。
- 貝殻を分類しています。
- レジュメや図鑑を見ながら同定を行いました。