動物 一覧
※参加費は「お一人当たり×人数分」が必要です。
今シーズンもハクチョウが三方五湖にやって来ました。12月2日にコハクチョウ16、オオハクチョウ1が確認されました。翌3日にはさらにコハクチョウが1羽増えています。この日は新聞で紹介され、天気もよかったことからハクチョウを見に来られた家族もいらっしゃいました。ハクチョウを観察する時は近づき過ぎない、大声で驚かさないよう気をつけてくださいね。
海浜自然センターでは、三方五湖の冬のバードウォッチングとして、
1月27日 久々子湖ぶらりカモ類ウォッチング
2月4日 オジロワシとコハクチョウを観察しよう
を開催します。ぜひご参加ください。
今日は曇り空の天気でしたが午後から晴れになったため、食見海岸でビーチコーミングをしていたら、アオイガイの殻が4個見つかりました。
アオイガイとは巻貝状の貝殻を持つタコの仲間で、主に温帯・熱帯域の海に生息しており、夏に南の海から日本海に来遊してきますが、冬に水温が下がると多くは死に、浜辺に打ち上げられます。
今年は例年よりアオイガイが多く打ちあがっているようなので、天気がよく波の穏やかな日に、ビーチコーミングをしてアオイガイを拾ってみるのはいががでしょうか?
三方湖に流れ込む鰣(ハス)川に、サケが産卵のために遡上しています。
11月1日、上古橋付近より上流の落合堰のあたりで初確認し、11月7日には約70尾遡上しているのが観察できました。
サケは2月頃に卵からふ化をして、3~4月に海へ下り、約4年間海で過ごしてから川をのぼり、11月~12月はじめに産卵します。
12月上旬まで川に上るサケの姿が見られますので、散歩がてら観察してみてはいかがでしょうか?
三方五湖自然教室「サケの遡上観察 サケマップを作ろう」の観察した場所と尾数 20151107若狭町相田~鳥浜の鰣(ハス)川
高浜町東三松のはまなす海岸に全長5.7mのメスのミンククジラが漂着しました。
ミンククジラは、赤道付近を除く全世界に分布する全長7m前後のヒゲクジラの仲間です。
手鰭に白い模様があることが特徴で、夏になると日本海や北海道、三陸まで北上し、オキアミや魚を食べて生活していますが、冬になると南下して暖かい海で冬を越します。
今回漂着したミンククジラは、福井県で最も多く見られるクジラの仲間で、平成24年~26年の間に報告されただけでも、22体が定置網で混獲されたり、座礁したりしています。
死因はわかりませんでしたが、この個体は、目立った外傷がなく全体的に綺麗に形が残っていました。
ただ口や鰭が傷み、ヒゲクジラの特徴である口のひげも剥がれかかっていました。
地域住民の方のお話によると、14日の日中には漂流しているクジラを見ていたそうなので、死後数日経過した後に砂浜に漂着したのでしょう。
冬の日本海が荒れた後には、今回のミンククジラの他にもハリセンボンやウミガメ、ココヤシなどが漂着することがあります。
一度冬の浜辺を歩いて探してみてはいかがでしょうか?あっと驚く物が発見できるかもしれませんよ。