冬 一覧
※参加費は「お一人当たり×人数分」が必要です。
今シーズンもハクチョウが三方五湖にやって来ました。12月2日にコハクチョウ16、オオハクチョウ1が確認されました。翌3日にはさらにコハクチョウが1羽増えています。この日は新聞で紹介され、天気もよかったことからハクチョウを見に来られた家族もいらっしゃいました。ハクチョウを観察する時は近づき過ぎない、大声で驚かさないよう気をつけてくださいね。
海浜自然センターでは、三方五湖の冬のバードウォッチングとして、
1月27日 久々子湖ぶらりカモ類ウォッチング
2月4日 オジロワシとコハクチョウを観察しよう
を開催します。ぜひご参加ください。
今日は曇り空の天気でしたが午後から晴れになったため、食見海岸でビーチコーミングをしていたら、アオイガイの殻が4個見つかりました。
アオイガイとは巻貝状の貝殻を持つタコの仲間で、主に温帯・熱帯域の海に生息しており、夏に南の海から日本海に来遊してきますが、冬に水温が下がると多くは死に、浜辺に打ち上げられます。
今年は例年よりアオイガイが多く打ちあがっているようなので、天気がよく波の穏やかな日に、ビーチコーミングをしてアオイガイを拾ってみるのはいががでしょうか?
高浜町東三松のはまなす海岸に全長5.7mのメスのミンククジラが漂着しました。
ミンククジラは、赤道付近を除く全世界に分布する全長7m前後のヒゲクジラの仲間です。
手鰭に白い模様があることが特徴で、夏になると日本海や北海道、三陸まで北上し、オキアミや魚を食べて生活していますが、冬になると南下して暖かい海で冬を越します。
今回漂着したミンククジラは、福井県で最も多く見られるクジラの仲間で、平成24年~26年の間に報告されただけでも、22体が定置網で混獲されたり、座礁したりしています。
死因はわかりませんでしたが、この個体は、目立った外傷がなく全体的に綺麗に形が残っていました。
ただ口や鰭が傷み、ヒゲクジラの特徴である口のひげも剥がれかかっていました。
地域住民の方のお話によると、14日の日中には漂流しているクジラを見ていたそうなので、死後数日経過した後に砂浜に漂着したのでしょう。
冬の日本海が荒れた後には、今回のミンククジラの他にもハリセンボンやウミガメ、ココヤシなどが漂着することがあります。
一度冬の浜辺を歩いて探してみてはいかがでしょうか?あっと驚く物が発見できるかもしれませんよ。
今朝は、昨夜からの降雪で、当センターのある食見海岸や沖あいの烏辺島にも雪が積もりました。
風がなく、雪がしんしんと降る日は、食見海岸や烏辺島に雪が積もります。
そんな日には 温かい恰好で、若狭湾の雪景色を一度ご覧になられてはいかがでしょうか。
当センターの足湯コーナーからも、足を温めながら食見海岸の雪景色が見られます。
コハクチョウ8羽(成鳥5羽、幼鳥3羽)が、12月19日に、若狭町の鳥浜地区から田名地区にかけて広がる田んぼに、今冬初めて飛来しました。
先日からの強い寒気で、北日本から南下してきたのでしょう。
これから寒さが厳しくなるにつれて、より多くのコハクチョウが三方五湖周辺に飛来すると思います。
また、12月8日から飛来しているオオハクチョウ6羽(成鳥2羽、幼鳥4羽)は、三方湖東部の岸辺のヨシ帯で 水草(特に抽水植物)の根茎を食べたり、湖面で休息して過ごしています。
どちらかというと、オオハクチョウは湖岸の水草帯で、コハクチョウは二番穂のはえた田んぼで 餌を探すことが多いようです。
翌日の12月20日には、オオハクチョウとコハクチョウの動きに、さらに変化がありました。
オオハクチョウも鳥浜から田名の田んぼにやってきました。が、4羽いたはずの幼鳥が3羽しかおらず、 何か事故があったのかもしれません。
一方、コハクチョウは成鳥が2羽増えて7羽になり、合計で10羽になりました。
しかし、成鳥1羽は 脚が悪くて休んでいることが多く、今後が心配です。 これからハクチョウたちの動きは次々と変化していきます。毎日見ていこうと思います。
急速に発達した低気圧により、海浜センターのある世久見湾は大荒れでした。
世久見湾の沖合には標高34mの千島がありますが、今日の大波の波しぶきは、34mのピークを越えていました。
夏は、スノーケリングや磯釣りなどをゆったりと楽しめる穏やかな世久見湾ですが、 冬になるとスノーケリングを楽しんだ烏辺島や千島には、寄り付けなくなります。
冬の海も、波や風の強さ、向きによって岩に当たる波の形が変わり、見ていても飽きません。 厳しい自然を実感できる冬の日本海、ぜひ一度ご覧になって下さい。
また、海浜センターの足湯コーナーでは、足湯につかりながら荒れた冬の海を見ることができます。
世久見漁港で、カモメの群れを見つけました。
この日見つけたのは、ウミネコ、オオセグロカモメ、セグロカモメというカモメでした。
防波堤に当たってくだける波の上を、カモメ類が餌を探して群れていました。
12月6日、当センター前の海で蒸気霧が発生しました。
蒸気霧とは暖かい水面上に冷たい空気が入り、水面から蒸発がおき、 その水蒸気が冷たい空気に冷やされて発生するものです。
蒸気霧は気温と海水温の差が大きい日に発生します。 この日の海水温は16℃で、気温は1℃と温度の差が15度もあり、 雪の降る寒い日だったので、蒸気霧が発生したものと思われます。
当センターの温かい足湯につかりながら 蒸気霧を観察してみては いかがでしょうか? 浜や山に降り積もった雪と相まってとても綺麗ですよ。 