福井県海浜自然センター

福井県海浜自然センターは若狭湾国定公園の中にある、ご家族で体験学習が出来る入館無料の施設です。

4月, 2019

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海の自然教室「早めに自由研究スタート!①貝殻を探してみよう②貝殻標本を探してみよう」を開催しました。

2019年4月20日(土)、美浜町坂尻海岸と坂尻多目的センターにて、海の自然教室「自由研究スタート!①貝殻を探してみよう②貝殻標本を作ってみよう」を開催いたしました。
漂着物学会の林重雄先生においでいただき、まずは坂尻周辺にすむ貝や貝殻を採集するポイントについて解説していただきました。その後坂尻海岸に移動し、採集開始!巻貝や二枚貝、大小様々、カラフルな貝殻を20種類以上採集しました。採集できたものを簡単に解説後、採集した貝殻を洗浄・乾燥させ、昼食休憩となりました。午後は標本づくりの前に実験!タカラガイをコンクリートで削っていくと、断面が見えてきて巻貝であることがわかりました。その後林先生に作っていただいたレジュメや貝殻の標本の見本、図鑑と比べながら種類の同定を行いました。どうしても名前の分からない貝殻は講師に聞いたり、センター職員が種類の確認を手伝ったりして1家族20種類以上の標本を作ることができました。
参加者からは講座を通じて「貝の名前を少しでも覚えられてうれしかった」「温暖化で今までなかったものが漂着するのは楽しいが、今後の環境も心配」「環境を守れるよう、ゴミを減らしていきたい」等の感想がありました。

三方五湖自然教室「バードウォッチング  春 食見海岸アビ類ウォッチング」を開催しました。

2019年4月14日(日)、海浜自然センター、食見海岸にて、三方五湖自然教室「バードウォッチング  春 食見海岸アビ類ウォッチング」を開催いたしました。

今年度1回目のバードウォッチング。昨年に続き、今年も北国に帰る直前のアビ類を観察する講座を行いました。

最初に講師の日本野鳥の会福井県嶺南ブロックの方からアビ類の識別ポイントの説明と、様々な水鳥の潜水能力の比較を映像を使って解説してもらい、アビ類の潜水能力の高さを学びました。その後観察開始。目の前の食見海岸にはオオハムやシロエリオオハムのアビ類、ハジロカイツブリやアカエリカイツブリを見ることができました。じっくり時間をかけて観察を行い、松原へ移動しながらさらに観察。ヤマガラやシロハラなどのさえずりを楽しんだり、キアシセグロカモメの登場に興奮したりと、雨が降るまでの間、野鳥観察を楽しむことができました。

次回のバードウォッチングは6月16日(日)9:00~11:30、若狭町菅湖周辺で夏鳥を中心に観察する講座を行います。お楽しみに!

海のふれあい教室「春の砂浜で生きものを探してみよう」を開催しました。

2019年4月13日(土)、小浜市西津浜で、海のふれあい教室「春の砂浜で生きものを探してみよう!」を開催いたしました。

西津浜での観察会は、今回から福井県立大学・福井県立若狭高等学校・海浜自然センターの共同開催となりました。1年をとおして、生きものたちが砂浜をどのように利用しているのかを大学生や高校生のお兄さん、お姉さんたちと一緒に調べます。

まずは、生きもの探しです。高校生のお兄さんたちがソリネットを曳いている間、参加者のみなさんは手に網を持って生きものを捕まえました。快晴とはいえ、この日の水温はまだ13度。さすがに海に入る人はいないだろう、という私達スタッフの予想は大外れ。みなさん元気よく、海に入ってくださいました!

生きもの探しが終わると、室内に移動し、グループに分かれて、捕まえた生きものの名前を調べたり、大きさを測りました。最後に、福井県立大学の富永先生が各グループを回り、生きものたちが砂浜で、様々なつながりを持って暮らしていることを教えていただきました。

参加されたみなさんからは、「魚がいないと思ったけど、イカやヒラメ、カニなどがいてびっくりしました。」、「浅いところでこんな生きものが見れることに驚きました。」といった感想をいただきました。

次回、夏の砂浜観察会は、7月27日(土)13:30から予定しています。ぜひ、ご参加ください!

<観察できた生きもの>カレイ、ヒモハゼ、アカオビシマハゼ、ヒメハゼ、コチ、ギンポ、メジハゼ、ホウボウ、ヒラメ、ワレカラ、エビジャコ、スジエビモドキ、イソスジエビ、テナガエビ、モクズガニ、へラムシ、ミミイカ、ウオビル

 

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