1月, 2021
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三方五湖自然教室「外来魚バスター ブルーギルの捕獲」を開催しました
2020年10月25日(日)、里山里海湖研究所自然観察棟、三方湖において、三方五湖自然教室「外来魚バスター ブルーギルの捕獲」を開催しました。
当日は快晴で格好の野外活動日和となりました。13名が参加され、若狭町の里山里海湖研究所 自然観察棟に集合しました。
はじめにオリエンテーションのあと、講師の福井県立大学海洋生物資源学部の富永修教授より外来生物についての講義がありました。その後、ブルーギル捕獲用の罠が設置してある三方湖岸に移動しました。
そして、前日より三方湖に設置している捕獲用定置網を県立大学の学生さんが引き揚げる様子を鳥浜漁協の船に乗って見学したり、湖岸に設置した罠を引き揚げる作業を体験してもらいました。
今年は例年より三方湖の塩分濃度が高く、定期的に行われている福井県内水面総合センターの捕獲調査でも三方湖でのブルーギルの捕獲数が極端に少ない結果が出ており、当日のブルーギルの捕獲が0尾と講座としては残念な結果となってしまいました。
参加者からは「富永先生のお話がとても興味深かったです。環境のことや生き物のことをバランスよく考えられたらいいなと気づかされました。」「温暖化による海水面(潮位)上昇と三方湖への海水流入の話、ブルーギルとスズキの話など、興味深く聞かせていただきました。」「今回はブルーギルが獲れなかったのが残念でした。」といった感想がありました。
- 富永先生の講義
- 捕獲用定置網の引揚げ①
- 捕獲用定置網の引揚げ②
- 捕獲用罠の引揚げ①
- 捕獲用罠の引揚げ②
海のふれあい教室「じゃこ天を作ってみよう」を開催しました
2020年12月20日(日)、福井県海浜自然センターにおいて、海のふれあい教室「じゃこ天を作ってみよう」を開催しました。
11名が参加され、海浜自然センターの体験学習室1に集合しました。
はじめに海浜自然センターの職員よりじゃこ天の材料に使う魚のエソについて説明をし、その後講師の大島漁業協同組合女性部長の子末さんより、じゃこ天の作り方についてお話をしていただきました。
調理体験では、じゃこ天の材料のエソのすり身に紅しょうがやコーンなどの具を混ぜ、思うままの形に成型してもらい、油で揚げました。その後、参加者が自ら作ったじゃこ天を試食してもらいました。普段はスーパーなどで購入しているじゃこ天(魚のすり身揚げ)を作ったり、普段触ることない魚のすり身を触ったりなど、参加者にとっては貴重な経験となりました。
参加者からは「油で揚げるところが楽しかったです。」、「じゃこ天作りは初めての経験で、とても楽しかったです。子どもたちが楽しめてよかったです。」「子どもたちとわいわい言いながら学んで、料理もして、試食して美味しさを実感して、とても貴重な経験ができました。」といった感想がありました。
- 子末さんの講義
- 調理の様子
- 揚げる前のすり身
- 出来上がったじゃこ天
- 試食の様子
三方五湖自然教室「サケの遡上を観察しよう」を開催しました。
2020年11月8日(日)、若狭町のはす川にて、三方五湖自然教室「サケの遡上を観察しよう」を開催いたしました。
当日は曇り空で、やや風のある肌寒い天気でしたが、16名が参加され、集合場所の若狭町はす川の落合橋付近に集合しました。
まず、職員より、はす川に遡上するサケがどんな道筋で遡上するのか、サケが川に作る産卵床などのサケの生態、観察についての注意点などの話をしました。
そのあと観察場所である、はす川第2揚水機場上流の堰堤から佐古橋まで徒歩で移動しながら観察を行いました。堰堤から佐古橋までの間に設定した8箇所の観察ポイントを中心に双眼鏡などを使って観察しました。参加者には観察されたサケの数を記録してもらいました。
この日はほぼ昨年の観察会と同じ、総数57尾のサケが観察されました。観察後はもう一度集合場所の落合橋付近まで戻り、昨年の観察会の観察結果との比較をしてもらい、アンケートを記入後に講座を終了しました。
参加者から「サケが遡上する、はす川のような川を大切にしないといけないと思いました。」、「サケの遡上を実際に観察できて、とてもよかった。」といった感想がありました。
- 観察結果の解説
- 堰堤下流での観察
- 目の前を遡上するサケ
- 川を遡上するサケ
- 佐古橋(上流)での観察
観察されたサケの数の記録はこちらです。
海のふれあい教室「漁業に挑戦しよう!①(定置網)」を開催しました。
2020年10月17日(土)、若狭町世久見の世久見漁港にて、海のふれあい教室「漁業に挑戦しよう!①定置網」を開催いたしました。
集合時間は午前4時30分という早朝にもかかわらず8名の皆様が参加されました。
当日は風波がほとんどなく、穏やかな海でしたが、小雨が降って気温が低く、あいにくの条件での講座となりました。漁船に乗り込み午前5時15分に世久見漁港を出港、10分ほどで漁場に到着し、船上で網を上げる作業を見学しました。約1時間ほどで漁獲された魚が水面に現れ、網から船へ魚を移す作業が始まり、参加者から歓声が上がりました。漁場での作業が終わった後、船員さんが獲れたばかりのアオリイカとスズキを捌いて試食させてくれました。新鮮な刺身の大判振る舞いに参加者は大喜びで舌鼓を打っていました。
世久見漁港に帰港後、港の荷捌き場で漁獲された魚の仕分け作業を見学、参加者たちは普段は見られない魚の仕分け作業を興味深げに見学していました。この日はサワラ、シイラ、スズキ、アジなどの魚が獲れていました。また、シュモクザメも獲れました。
参加者から「漁師さんカッコよかったです。」「スズキとイカの刺身が美味しかった。」「食育の観点から非常に勉強になりました。」といった感想がありました。
- 漁場へ向けて出港
- 網の巻揚げ作業
- 魚の取上げ作業
- 漁獲された魚の試食
- 魚の仕分け作業の見学
- 漁獲されたシュモクザメ
海のふれあい教室 「チリメンモンスターを探してみよう」 を開催しました
2020年9月6日、13日に海浜自然センターで海のふれあい教室「チリメンモンスターを探してみよう!」を開催いたしました。
チリメンじゃこを漁獲する時に、チリメンじゃこ(カタクチイワシの稚魚)以外の小さな生きものも捕れます。そういった小さな生きものを取り除いて「チリメンじゃこ」として販売されます。「チリメンモンスターを探してみよう!」では、色々な生きものが混じった原料のチリメンじゃこの中から、小さな生きものを取り出します。そして、生きものの名前を調べ、台紙に貼って標本に仕上げます。
ぱっと見てわかるタコやイカなどの生きものや細長いヨウジウオやタチウオなどの稚魚、親と全く形が違うカニの幼生など想像以上に多種多様な生きものを見つけることができました。見つけた生きものを台紙にはり、名前を調べて標本に仕上げていきました。「思ったよりたくさんの生きものが混じっていてびっくりした。」「海の生きものについて知るきっかけとなった。」などの感想が寄せられました。
- 「チリメンじゃこ」の説明を聞いています。
- 「これは何かな?」図鑑で名前を調べました。
- 皆さん、熱心に探していました。
- どんなチリモンが見つかるかな
海のふれあい教室 「初心者におすすめ!海釣りをやってみよう」を開催しました。
2020年9月27日、10月3日に海浜自然センターで海のふれあい教室「初心者におすすめ!海釣りをやってみよう」を開催いたしました。
多くの方が申し込んだ大変人気の海釣り講座でした。9月27日は生憎の天気でカッパを着ての開催になりました。10月3日は天気に恵まれ絶好の釣り日和となりました。初めに、釣りの方法やマナーなどの話を聞いた後に、防波堤へ移動して海釣りを開始しました。最初、餌を付けるのに苦戦していた方もいましたが、魚が釣れると面白くなったのか、テキパキと餌を付けたり、釣れた魚を外したりできるようになりました。カワハギ、アジ、フグなど様々な魚を釣ることができました。最後に、釣れた魚について解説を聞き講座を終了しました。「たくさんの魚が釣れた楽しかった。」「時間を惜しんで取り組めた。」などの感想が寄せられました。
- 釣りスタート!!
- 魚がかかるかな
- 釣れました!!
- 釣り針に餌を付けます。
- 釣れた魚です。
- 釣れた魚の解説中。
- 釣りの方法・マナーについてお話します。