6月, 2019
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スノーケリング指導者養成講座「基礎講習」を開催しました。
2019年6月22日(土)、海浜自然センター、食見海岸にて、スノーケリング指導者養成講座「基礎講習」を開催いたしました。
今年度最初の指導者養成講座は基礎講習、スノーケリング指導未経験の方からベテランの方まで参加していただきました。
講師は福井の海に親しむ会でスノーケリングリーダーをされている前田和代氏と渡邉幸太氏。スノーケリング指導のの安全について簡単に講義の後、すぐ実習開始。前浜で器材をつけて練習しましたが、参加者全員スノーケリング経験のある方でスムーズにできました。その後磯場へ移動し、スノーケリング経験者コースを泳ぎながら、生きものの観察ポイントを巡りました。昼食の後はスノーケリング指導の講義。講座の進め方について学んだ後、食見海岸へ出てリーダー、サブリーダー、参加者に役割を分担し、生きものや漂着物を見つけながら全員で共有していきます。役割を交代しながらセンターへ戻り、最後はスノーケリング講座でどういうことを参加者に伝えていきたいか発表しました。講師に用意していただいた話題に興味を引き付けられ、楽しい雰囲気の中で自分だったらどう指導していくか、参加者にどんなことを伝えていくかを考えることができました。
- スノーケリングの安全について講義しています。
- 全員で手をつないでウエットスーツの浮力を体感。
- 器材装着の練習をしています。
- フィンもつけて泳ぐ練習、みなさん大変上手です。
- 磯場へ移動し、経験者コースを確認しています。
- 生きものの観察ポイントがいくつもありました。
- 午後はスノーケリングの基礎の講義からスタート。
- 役割を分担して食見海岸を散策しながら観察しました。
- 最後はスノーケリング指導でどういうことを大事にしたいか発表しました。
海浜自然センターでは毎年こうしたスノーケリング養成講座を開催しています。スノーケリングや海の自然観察に興味のある方はぜひご参加ください。
海のふれあい教室「早めに自由研究スタート!海藻採集と標本作り」を開催しました。
2019年6月9日(日)、海浜自然センターと食見海岸で海のふれあい教室「早めに自由研究スタート!海藻採集と標本作り」を開催しました。
毎年大人気、昨年度の参加者から夏休みの自由研究コンクールで入賞しましたと報告のあった講座に、今年度も多くの方にご参加いただきました。東京海洋大学海洋環境科学部の神谷充伸先生にお越しいただき、海藻の種類や陸上の植物と海藻の違い、生えている場所、標本の作り方と海藻の採集のポイントなど海藻について詳しい解説をいただきました。次に食見海岸の磯場へ移動し、海藻を採集しました。この時期は様々な海藻が生えていて、緑藻、褐藻、紅藻を採集できました。さらに前浜へ移動し、ここでも採集。参加者はかぶる波をもろともせず、採集を楽しみました。センターへ戻って着替えを済ませた後、昼食を挟んで午後からは標本作りを行いました。神谷先生に海藻の名前を教えていただき、海藻を紙の上で広げて、吸水紙や新聞紙を使って標本にしていきました。もちろんこれで完成ではないため、今後紙を交換して時間をかけて乾燥させる作業が待っています。根気のいる作業ですが、きちんと取り組めば、きっと夏休みの自由研究にぴったりの作品ができるものでしょう。
- 海藻の説明を聞いています。
- 標本を作るときのポイントを教えていただきました。
- 磯場で海藻採集開始!
- 様々な種類の海藻を採集できました。
- 続いて前浜へ移動し、ここでも採集。
- 深いところも手を伸ばして採集しました。
- 午後は標本作り。採集した海藻を広げます。
- 海藻の葉が重ならないように調整します。
- 新聞紙や段ボールを載せて、さらにその上に標本を載せてを繰り返します。
三方五湖自然教室「バードウォッチング初夏 菅湖ビギナーのためのさえずり探鳥会」を開催しました。
2019年6月16日(日)、気山公民館~菅湖周辺にて、三方五湖自然教室「バードウォッチング初夏 菅湖ビギナーのためのさえずり探鳥会」を開催いたしました。
今年度2回目のバードウォッチング。今回は菅湖周辺で夏鳥のさえずりを楽しみながら野鳥の観察を行いました。
当日は梅雨の嵐で開始後しばらくは土砂降りの大雨となりました。公民館で講師の日本野鳥の会福井県嶺南ブロックの方からさえずりの識別ポイントを詳しく教えていただき、観察できそうな野鳥を予想してビンゴゲームを行ないました。約1時間で雨が上がったため、菅湖へ観察に出かけました。キビタキやコゲラ、ホオジロなど近くで盛んに鳴く鳥がいる一方で、ミサゴが突然姿を見せたり、セグロセキレイの幼鳥をじっくり観察できたりと、1時間で22種類の野鳥を観察できました。公民館に戻ると再び土砂降りの大雨。鳥合せの後、ビンゴゲームの景品(野鳥のシール)をいただき、参加者の方にも楽しんでいただけました。
- 野鳥のさえずりについて詳しく教えていただきました。
- 今日観察できそうな野鳥を予想してビンゴゲームに挑戦しました。
- 講座の終わりにビンゴゲームの景品(野鳥のシール)をいただきました。
- 野鳥を観察しています(その1)。
- 野鳥を観察しています(その2)。
- 野鳥を観察しています(その3)。
次回のバードウォッチングは12月1日(日)9:00~11:30、若狭町三方湖周辺でカモ類を中心に観察する講座を行います。お楽しみに!
スノーケリング自然教室「みんなで環境美化!海域公園クリーンアップ」を開催しました。
2019年6月15日(土)、食見海岸にて、スノーケリング自然教室「みんなで環境美化!海域公園クリーンアップ」を開催いたしました。
毎年スノーケリングシーズン前に海中や海岸のゴミ(漂着物)を回収し、海岸をきれいにする講座を行いました。
当日は梅雨の嵐が来る前で、午前中に食見海岸の活動のみ行ないました。参加者はスノーケリング指導者や経験のある方ばかり。バディを組み、準備を行なって磯場から活動開始。スノーケリングしながらゴミを見つけ、回収したらまた探すを繰り返します。一方、陸上ではセンター職員や救護員が打ち上げられたゴミを回収したり、海中で活動している方からゴミを受け取ったりしました。続いて前浜へ移動。海中に沈んだパラソルの土台を引き上げ、砂を出していくとマダコが出てきたり、海中を泳ぐエイの姿に感動したりと、楽しみながら活動を進めました。ゴミの多くはプラスチックで、多少変形しても分解はされません。また、釣り糸や針などここにすんでいる生きものや海を楽しむ人にも影響を与えるようなゴミも回収されました。
これで少しは海岸がきれいになったかなと思いますが、ゴミの多くは人間の生活に関係していて、ゴミをできるだけ捨てない、減らすように工夫する、捨てるときはゴミ箱に確実に捨てるなど意識を少し変えるだけで海岸はきれいになります。スノーケリング自然教室に参加してくださる方にもこうした海の環境について学んでもらいたいと思います。
- スノーケリングをしながらゴミを探します。
- 釣り糸や釣り針を回収しています。
- 海底に沈んだプラスチックの容器を回収しています。
- パラソルの土台からマダコが出てきました。
- 職員や救護員も陸上でゴミを回収しました。
- 短時間で多くのゴミを拾うことができました。
海のふれあい教室「早めに自由研究スタート!昆虫採集と標本作り」を開催しました。
2019年6月8日(土)、海浜自然センター、音羽山登山道にて海のふれあい教室「早めに自由研究スタート!昆虫採集と標本作り」を開催いたしました。
昨年度に続き、今年度も昆虫採集・標本作りの講座を開催。岡本水草ファームの岡本諭司先生に来ていただき、まずは昆虫採集について説明していただきました。その後前日に設置した魚の死骸トラップに昆虫がいないか探しに出かけました。センター駐車場周辺は収穫がなく、音羽山登山道へ移動。ここでは1家族1匹程度とこちらも厳しい結果に。開催前日に梅雨入りとなり、気温が下がって昆虫があまり活動しなくなってしまったのかもしれません。
午後は図鑑を使って同定作業。同時に、事前に採集しておいた昆虫を配布し、標本に使うことにしました。講師の実演後は各自標本作りに挑戦!ピンセットを使って昆虫図鑑のように足の向く方向をそろえるのは大変でしたが、子どもだけでなく、保護者の方も試行錯誤しながら、かっこいい形に仕上がりました。
「天気は残念だったけど、昆虫を捕まえられて楽しかった」「標本作りは大変だが、子どもが集中できるいい機会になった」「すぐ近くにもこうした昆虫がいることが分かり、自然を見る目が変わった」といった感想が聞かれました。
- 昆虫採集のポイントや注意することを説明しています。
- まずはセンター駐車場。こちらのトラップにはかかっておらず、残念。
- 続いて音羽山登山道。いくつかの甲虫が採集できました。
- 図鑑を使って名前を調べました。
- 標本作りの実演。みなさん真剣に見ています。
- 親子で標本作りに挑戦中!
海のふれあい教室「初夏の磯で生きものを探してみよう」を開催しました。
2019年5月26日(日)、海浜自然センター、食見海岸にて海のふれあい教室「初夏の磯で生きものを探してみよう」を開催いたしました。
今年度初めての磯観察の講座で、天候・海況ともよく、絶好の観察日和となりました。
観察するときのポイントや注意点を説明後、準備をして磯へ移動。海藻の上には大きなアメフラシ、コンクリートの壁にはイトマキヒトデやヘビギンポ、石の下にはカニやヤドカリ、様々な種類の貝などいろいろな生きものを捕まえました。中にはムラサキウニを見つけ、全身に海水を浴びながら捕まえた方もいらっしゃいました。子どもだけでなく、最初は見守っていた保護者の方も、生きものを探したり採集したりするのに夢中になっている方も多くいらっしゃいました。
センターへ戻り、着替えのあとは採集した生きものを観察しました。クリアファイルや図鑑を見ながら名前を調べ、最後はセンター職員からいくつか特徴のある生きものの解説を聞きました。
「生きものをたくさん捕まえられて楽しかった」「磯にはたくさんの生きものがいて、自然が豊かであることがわかった」「でも磯にはゴミも目について、自分たちの行動を気をつけないといけないと思った」といった感想が聞かれました。
- ポイントや注意点を聞いています。
- 磯に到着し、観察開始。
- 海中を観察しながら生きものを見つけます。
- 岩のすき間にはカニが隠れています。
- 図鑑などで生きもの名前を調べました。
- 生きものの解説を聞いています。