フグ目 一覧
※参加費は「お一人当たり×人数分」が必要です。
「ソウシハギ」は75cm程になる大型のカワハギの仲間です。尾びれが大きく、灰褐色の体に不規則な青色の線模様があることが特徴です。餌のスナイソギンチャク類由来の致死性の猛毒「パリトキシン」を肝臓などの内臓や消化管に含んでいることがあります。パリトキシンはフグ毒「テトロドトキシン」の数十倍の毒性を持つと言われる自然界屈指の猛毒です。
Twitterユーザーがカワハギと間違えて釣り上げたソウシハギの肝を食べようとしていたところ他のユーザーから指摘されて命拾いしたというニュースが記憶に新しいですが、決して他人事ではありません。もともとは熱帯域のサンゴ礁に生息している魚ですが、近年は温暖化の影響で生息域が拡大し、福井県でも稀に見られます(展示個体は世久見湾で漁獲されました)。
猛毒魚とは言っても食べなければどうということはありません。顔つきは非常にユーモラスですのでぜひ御覧ください。
当センター2階「若狭湾の危険な生きもの」コーナーで展示しています。
※2016年12月17日にソウシハギの展示は終了いたしました。

若狭町世久見で捕獲した全長18㎝の個体を展示しています。
体が四角い箱に似ていることから「ハコフグ」といわれます。この硬い箱と体の表面から出す粘液に含まれるパフトキシンという毒によって身を守っているため、動きがゆっくりでも外敵に襲われることはありません。
福井県には暖流に乗って夏~秋にかけてやってきますが、冬になると死んでしまう「死滅回遊魚」のひとつです。
他の魚にはない動きと形が面白い魚ですので、皆様もご覧になってみてはいかがでしょうか?
当センター2階の「若狭湾を彩る小さな生きもの」コーナーに展示しています。

昨年末、若狭町世久見の定置網で捕れた個体を展示しています。
皮ふにウロコが変化した針(トゲ)がたくさんあることから「針千本」といわれますが、
体のトゲは350本程度で、本当に1000本あるわけではありません。
敵に襲われそうになると、大量の水や空気を吸い込み、体を膨らませてトゲを
立てることで、身を守ります。
本来は熱帯域に生息していますが、暖かい海流に乗って福井県にもやってきます。
しかし、水温が低下する冬には繁殖できずに死んでしまう死滅回遊魚の1つです。
当センター2階の「アマモ水槽」に展示しており、となりの「生きるための適応の水槽」には
同じ仲間のメイタイシガキフグも展示しております。
ぜひ当センターへご来館のうえ、ハリセンボンとメイタイシガキフグを比較して
ご覧になってみてはいかがでしょうか?
※展示終了しました。
若狭町世久見の定置網で捕れた個体を展示しています。
背中が茶色く、お腹が白いハリセンボンの仲間で、体に小さなトゲがいくつもありますが、ハリセンボンと異なりトゲを立たせることはできません。
福井県には暖流に乗って夏~秋にかけてやってきますが、冬になると死んでしまう「死滅回遊魚」のひとつです。
当センター2階の「生きるための適応の水槽」に展示してあり、となりの「アマモ水槽」には同じ仲間のハリセンボンも展示してあります。
ぜひ当センターへご来館のうえ、熱帯の海にしかいない珍しい魚を比較してご覧になってみてはいかがでしょうか?
