ふしぎな水槽 一覧
※参加費は「お一人当たり×人数分」が必要です。
去年の9月に試しに海水の水槽であるふしぎな水槽内にウナギを入れてみたところ
海水に順応し、周りの海水魚と何変わりなくくらしています。
ウナギは産卵時期になると日本から2500km離れたマリアナ海溝で産卵し、
稚魚の時に北赤道海流、黒潮に乗って日本にたどり着いて川や湖でくらします。
淡水でも海水でも両方の環境で生活できるのがウナギの面白いところです。
今回ご紹介したウナギは、普段は底の給水用のパイプの中に隠れていますが、
15時ごろの餌やりの時に出てきて、餌のイワシを捕食します。
海水でくらしているウナギはめったに見られないのでぜひ御覧ください。
当センター1階「ふしぎな水槽」コーナーで展示しています。
「ヒゲダイ」の学名は、Hapalogenys sennin といいsenninは仙人のようにふさふさとしたアゴヒゲが生えていることから付けられました。(仙人ならぬ仙魚といったところでしょうか。)
成魚は45cmになる魚ですが、幼魚の頃は浅い砂浜の底で落ち葉そっくりに化けて身を守っています。展示している個体は、平成27年5月に大飯郡高浜町の若狭和田海水浴場で行われた砂浜の生きもの観察会で採捕されました。採捕された時には4cmほどでしたが、当センターに持ち帰って飼育したところ、今では30cmほどに成長しました。
小さな頃から飼育しているので愛着も一入で、ぜひとも仙人のような貫禄が出るまで長生きしてほしいものです。
ヒゲダイは当センター1階の、「ふしぎな水そう」で展示しています。
餌も食べに来てくれます!!

2014年12月20日、若狭町世久見の定置網で、全長110㎝のホシザメが捕れました。
ホシザメは写真と名前のとおり、体に不規則に散在する白点が見られます。
サメというと人を襲うイメージがありますが、このサメは、イカ、タコなどの軟体動物や、カニやエビなどの甲殻類しか食べないので、人を襲わないサメのなかまです。
海岸や船釣りで釣れることがあり、肉は蒲鉾やはんぺんなどの練り物の原料になります。
当センター1階の「ふしぎな水槽」に、同じく人を襲わないドチザメと一緒に展示してあります。
ぜひ当センターへご来館のうえ、「ふしぎな水槽」のサメたちを見比べてしてみてはいかがでしょうか?
※展示場所が屋外水槽に変更されました。

12月10日、若狭町世久見の定置網で全長40㎝のクサウオが捕れました。
この大きなオタマジャクシのような魚は、元々水深100mぐらいの海底で、エビ類や魚類を食べているのですが、12月~3月になると、産卵のため浅いところに移動する習性があり、定置網に捕まったようです。
名前の由来は、石川県加賀地方ではつまらないものやイヤなものを「くさい」といい、それがなまって「クサイウオ」から「クサウオ」になったとされています。
しかし、頭でっかちで小さな目をしたこの魚をみた女性職員の第一声は、「めっちゃ可愛い!」でした。
特に愛きょうのあるお顔は、一見の価値ありです。
冬の寒い時期にしか見られない魚ですので、ぜひご覧ください。
当センター1階の「ふしぎな水槽」に展示しております。
※2015年1月12日に展示終了いたしました。

